アーティストの評価というのはシングル単位でやるのではなく、アルバム単位でやるべきだと考えている。もちろんオリジナルアルバムで。なぜかというと、アーティストの評価という事は、アーティストの質を評価することであって、たった1曲でアーティストの善し悪しが判断できるわけがないし、アーティストによってはアルバムごとに全然違うものを発表したりするし、アルバムが捨て曲だらけのアーティストもいるからだ。そういった観点から個人的にベストアルバムというものに対してかなり強い抵抗がある。買ったところでアーティストの事はほとんどわからないと思ってるし、そもそもベストアルバムを出す理由が契約上のリリース枚数の数あわせだったり、レコード会社の都合だったりするものも多い。それを考えるとなおさら買う気がしない。そもそも好きなアーティストならオリジナルアルバムを全部買うしわざわざベストを買う必要性はないんじゃないかな?アーティスト入門としてベストを買うって人もいるかもしれないけど、そんな時は1stアルバムを買えばいいと思う。どんな大物アーティストだって1stアルバムがあるからこそ、今があるのだから。
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そんな考えを持っているからベストアルバムは基本的に買わない。商売の匂いがプンプンするのが気に入らないっていうのが最大の理由。でもこのNIRVANAのベストアルバムのように買う理由がある場合は、たとえ商売の匂いがプンプンしても買うことがある。
ベストを買った理由というのは、ニルウ゛ァーナとして最後にレコーディングした未公開曲を収録していたからだ。やっぱりファンとしてはカートが自殺してしまう前の気持ちがわかるかもしれないし絶対に聴き逃せない曲だ。その曲名は「You Know You're Right」
そしてこの曲を聴いた感想は、この曲を作った時、すでにカートの中ではもう自殺しようと決めてたのだろうと感じた。そう感じた理由はもちろん歌詞の内容。
個人的にはこの曲の歌詞に出てくる「俺」も「おまえ」もカート自身の事を指してるようにしか思えない。この歌詞を見てみて↓
「俺はここから出ていくんだ。おまえももう恐怖に脅えることもないだろう。」
「俺」というのは曲を作ったりギターを弾いたりしてして音楽を楽しみ愛している健康体のカートで、「おまえ」というのはプレッシャーや中傷、そして慢性の強烈な胃痛にいつ襲われるかわからない恐怖に苦しむカートを指している。・・・そう考えると「永遠に消えてやるよ」「もう隠れる必要もない」といった歌詞も含めて、自殺はすでに決めていたとしか思えない。深く考え過ぎかな?まぁ歌詞うんぬんをどけて曲だけを聴いてもこれまた名曲だ。名曲だけによけいに切ない。
NIRVANAのプロフィールを簡単に。1988年にシアトルから現れた。当時はチャド・チャニングがドラムをやっていたが、1989年に抜けてその後に入ってきたのが現在フ―・ファイターズでギター・ウ゛ォ−カルやってるデイウ゛・グロール。そして1991年には世界で1000万枚を売り上げた名盤『ネウ゛ァ−マインド』をリリースして、それまで主流だったハード・ロックを突き落とし、グランジがロックの主流になり、その中心地であったシアトルロックを世界に注目させた。これが世に言う『グランジ革命』『ニルウ゛ァーナ革命』。当然、ニルウ゛ァーナは90年代の顔となり、歴史を代表するバンドになった。しかし、思わぬ大ヒットで大きなプレッシャーも背負う事になり、カートは現実から逃げるようにドラックにハマっていってしまう。そして1994年4月5日、カートはドラッグを服用し、銃で頭を撃ち自殺をしてしまう。ロック界のカリスマの自殺の衝撃的なニュースが世界中を駆け巡った。
カートはいなくなってしまったけど、カートが育てた人が今はロック界の第1線で続躍している。ご存じの通りフー・ファイターズのデイウ゛・グロールだ。デイウ゛が活躍していることをカートも喜んでいるだろう。
NIRVANA
(ニルウ゛ァーナ)
出多→アメリカ、シアトル
結成→1986年
デヴュー→1988年
オリジナルメンバー
Vo.G. カート・コバーン
B. クリス・ノウ゛ォセリック
Dr. チャド・チャニング
解散時メンバー
Vo.G. カート・コバーン
B. クリス・ノウ゛ォセリック
Dr. デイウ゛・グロール
関連リンク
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DISC REVIEW
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1st【Breach】1989年

・¥1995(国内盤)
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このアルバムではまだチャドがドラムを叩いている。音楽誌でも高い評価を受けて、チャートでも上位に入ったアルバム。グランジとは一体なんなのかがこのアルバムで分かるような気がする。UK派には苦手なアルバムだとも思う。
採点 84点
オススメトラック 1、3、6、7、13
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2nd【Nevermind】1991年

・¥1882(国内盤)
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ロック界に大激震を与えた名盤中の名盤。あえて説明する必要もないぐらいロックの基本中の基本で10年に一枚と言われているアルバム。これってベスト盤?って勘属いするぐらいの名曲ずらり。特に「Smells Like Teen Spirit」はシンプル・イズ・ベスト。曲作りの参考に。
採点 99点
オススメトラック 全部良い
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3rd【In Utero】1993年

・¥1596(国内盤)
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こっちの方が最高傑作だと言う人がいるほどのニルウ゛ァーナのラストアルバムで、ビルボードで1位に輝いた。ネウ゛ァ―マインドを越える程ではないが、確かに質の高い曲がいくつも収録されている。「Rape Me」「Pennyroyal Tea」など人気が高い。
採点 94点
オススメトラック 1、3、4、6、9、12
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ベスト【Nirvana】2002年

・¥1882(国内盤)
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やはりM1「You Know You're Right」を聴けば聴くほどカートの痛みが切ない程伝わって来る。「ペイン」と叫び続けるカートの心境はもう限界まできてたのかもしれない。ロック界の大きな財産の最後のメッセージは、あまりにも悲しすぎる。
You Know You're RightのPV視聴↓
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今、カートは笑えてるかな?





