世の中には「それっておかしいんじゃないの?」という事が、あちこちに存在する。日本に関する事で言えば、自分達の無駄遣いを棚に上げ、お金が足りないから経費削減、歳出削減するよりも先に、税金をあげるという日本の政治もそうだし、著作権の事を全く考えない人達だってそうだ。おかしな事は日本国内の事だけでも腐る程ある。そんなあらゆる矛盾点を主張・表現し、人々に考えるキッカケを提供し続けていたのがレイジ・アゲインスト・ザ・マシン(以下、レイジ)というバンドだ。セックス・ピストルズのジョニー・ロットンが過去に....
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「俺達はイギリス人だから、イギリスの問題を歌っている。だから日本人は日本人の問題を歌うべきだ。」と言っていた。レイジのメンバーもアメリカ人であり、アメリカの問題を歌い続けている所は、パンク精神の現れだろう。悲しい事に、おかしな事がありすぎるこの日本において、日本の問題を訴えているバンドがいない。少なくとも個人的に知っている範囲ではいない。それはとても悲しい事だ。
話しをレイジに戻そう。レイジは、現実を直視し、そこにある矛盾を指摘し、自分達の思いを主張し、人々の思いを代弁し、それを表現するという徹底した姿勢を、相手が政治組織だろうと国だろうと、相手がなんだろうとかまわず、結成から活動休止まで貫き通した。音楽活動だけではなく、ボランティア活動も積極的に参加したり、主催したりという徹底ぶりには敬服する。ギターのトム・モレロはなんとハーバード大学社会学科主席卒業で、クランストン上院議員秘書を勤めた事もあるという、超インテリというのも驚きだ。
レイジの音楽は、いわゆるミクスチャー系。ファンク&ラップ&ヘウ゛ィメタ&パンクかな。トム・モレロのギターというのは、ほんとに普通ではない。いったいどんな手法を使ってこんなギターを弾いてるんだろうと思う程、ギターマジックという表現がよく似合う。そんなトムの独創的なギターマジックは、「90年代からのジミヘンへの回答」と評されるほどだ。トムの名言を一つ。
「どう弾くかではなく、何故弾くか。ということをいつも考えている。ランディー・ローズのコピーをする時間が有れば、どうすればサイレンの音をギターで出せるか研究した方がいい。」
・・・う〜ん。かっこいい(笑)そしてザックの歌詞(リリックって言った方がいいのかな?)アメリカというのは日本と違い、多数の民族が集まっており、多様な混血が存在する。日本人と違い、その体内に流れる血というのは重要で、それにより差別を受けたり優遇されたりという問題がある。ザックは自分にインディアンの血が流れてるという事実を知った時から、精神的に打ちのめされ、ボロボロになっている。
そんなアメリカの下らない差別のある構造社会を目の当たりにし、体験したザックだからこそ、なおさら世の中の矛盾を許せないのかもしれない。だからザックの歌詞は、まさに社会に対して怒りが満ちあふれた歌詞だ。
バンド名だって実は大きな意味がある。「機械とは、警察暴力から経済機構、社会組織全てにおいて、理解力や慈悲を持たない今の社会構造を表現するにぴったりの言葉。」(トム)それに反抗するという意味で、RAGE AGAINST THE MACHINEだ。
そんな感じで現役のまま伝説となったレイジだが、ザックの脱退により活動休止してしまった。ザックはソロ活動を始め、他のメンバーは、ウ゛ォ−カルに元サウンドガーデンのクリス・コーネルを迎え、オーディオスレイウ゛を結成した。それぞれの活動にも、これからも注目したい。
RAGE AGAINST THE MACHINE
(レイジ・アゲインスト・ザ・マシン)
出身→アメリカ、ロサンゼルス
結成→?年
デヴュー→1992年
オリジナルメンバー
Vo. ザック・デ・ラ・ロチャ
G. トム・モレロ
B. ティム・カマフォード
Dr. ブラッド・ウィルク
休止時メンバー
Vo. ザック・デ・ラ・ロチャ
G. トム・モレロ
B. ティム・カマフォード
Dr. ブラッド・ウィルク
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DISC REVIEW
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1st【Rage Against The Machine】1993年発売

・¥2227(国内盤)
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ベトナム戦争反対を焼身自殺で訴えた僧侶のジャケ写は、レイジのスタイルを象徴しているように思える。ザックの歌詞とラップ、トムの感情が乗り移ったようなギター。全て含んで世界中に激震が走った傑作。ハンパじゃない怒りが、全編にわたり放出されている。
採点 91点
オススメトラック 1、3、4、6、9
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2nd【Evil Empire】1996年発売

・¥2227(国内盤)
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新人では異例の3年以上経過してからリリースされた。タイトルは、レーガン元大統領がソ連を非難した時の言葉から。実際アメリカがEvil Empireだと皮肉っている。レイジファンでは、一番聴き易いアルバムとの評価が多い。
採点 90点
オススメトラック 1、4、5、6、10
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3rd【Battle Of Los Angels】1999年発売

・¥2394(国内盤)
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またまた時間が開いてリリース、そしてラストアルバム。アルバムをリリースするたびに歌詞が良くなっているような気がする。M2「Guerrilla Radio」は誰もが知ってるPRIDEのテーマ曲。全体を通して我を忘れて聴き入ってしまうほどの完成度。超がつくほどの名盤。
採点 99点
オススメトラック 全曲良い
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徹底的に反権力。パンク精神ここにあり!!★Rank





